時が静かに流れ出し その舌先に私は触れた それはひんやりとし ざらざらしていて 思っていたのとは ちょっと違った 川のほとりに突っ立って 悴んだ手をポケットに入れたまま 澱みの中舞い散る泥の妖精を みつめて 舌先から滴り落ちる ひとすじの時間は 過去…
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